芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想

読書感想

文学新人賞をぜひとってみたい!!純文学系新人賞を過去受賞作から研究してみました その4

こんにちは。第4回目の『tori研』です。 今回はいよいよ、第121回の 文學界新人賞 をいってみようと思います。 一番直近ですので、参考になるかと……。もちろん、私の研究結果など、無視していただいていいのです。何よりも …

「人生のアルバム」渡辺勝也(著)(第121回文學界新人賞受賞作)読書感想

「人生のアルバム」渡辺勝也(著) (第121回文學界新人賞受賞作) (『文學界』2016年5月号)   百歳まで生きた女性の一生を、誕生から火葬される直前まで毎日欠かさずに撮られた写真から振り返る、というもの。 …

「最後のうるう年」二瓶哲也著(第115回文學界新人賞受賞作)読書感想

「最後のうるう年」二瓶哲也著 (第115回文學界新人賞受賞作) (『文學界』2012年12月号掲載)   親の介護を理由に九年間勤めた印刷会社を退職しようとしている男が、後輩の運転する車中から昔の同僚の姿を見か …

「熊の結婚」諸隈 元 著(第118回文學界新人賞受賞作品)読書感想

「熊の結婚」諸隈 元 著 (第118回文學界新人賞受賞作品) (『文學界』2014年6月号掲載)     年収百万以下のアルバイトをしながらひたすら絵を描いて生きているいる「夫」と、弁護士の仕事に就い …

「市街戦」砂川文次(著)(第121回文學界新人賞受賞作)読書感想

「市街戦」砂川文次(著) (第121回文學界新人賞受賞作) (『文學界』2016年5月号掲載)   人気のない九州の田舎道を、演習場に向かってひたすら行軍していく自衛隊員たち。幹部候補生であるKは、夢(過去の記 …

文学新人賞をぜひとってみたい!!純文学系新人賞を過去受賞作から研究してみました その3

こんにちは。第3回目の『tori研』です。 今回は、第119回、第120回 の文學界新人賞を研究してみたいと思います!!(*ノωノ) 【第119回】  参考資料(『文學界』2014年12月号 文學界新人賞選評) 受賞作 …

文学新人賞をぜひとってみたい!!純文学系新人賞を過去受賞作から研究してみました その2

さて、第2回「tori研」です。 前回に引き続き、文學界新人賞を研究します。 今回は 第117回 および 第118回です。 【第117回】 受賞作 「アフリカ鯰」(前田隆壱)        →読書感想はこちら &nbsp …

「息子の逸楽」守島邦明著(第117回文學界新人賞受賞作)読書感想

「息子の逸楽」守島邦明著 (第117回文學界新人賞受賞作) 『文學界』2013年12月号掲載   大学を卒業後、母親の介護だけをして何もしていない息子。その息子を経済的に支えながら、無言の圧力で縋り付いている母 …

文学新人賞をぜひとってみたい!! 純文学系新人賞を過去受賞作から研究してみました その1

 さて、第1回「文学新人賞 を  ぜひ とって みたい!! 純文学系新人賞を過去受賞作から研究してみました」です。以後、勝手ながら趣旨を要約しまして「tori研」とさせて頂きます。 作家を志して新人の文学賞に応募を重ねて …

「走る夜」野上健著(第117回文學界新人賞にて吉田修一奨励賞受賞作)読書感想

「走る夜」野上健著 (第117回文學界新人賞にて、吉田修一奨励賞受賞作) (『文學界』2013年12月号掲載)   本作品は、第117回文學界新人賞にて、「吉田修一奨励賞」を受賞された作品です。背景としては、お …

「隙間」守山忍著(第115回文學界新人賞受賞作)読書感想

「隙間」 /守山忍著(第115回文學界新人賞受賞作)  『文學界』2012年12月号掲載 休暇をとった夫が、妊娠中の妻と共に、妻の実家に帰省する。実家には妻の両親と姉がいる。妻とは障子を隔てた別々の部屋で寝起きすることに …

「トレイス」板垣真任著(第119回文學界新人賞受賞作)読書感想

「トレイス」  /板垣真任著 (第119回文學界新人賞受賞作) 『文學界』(2014年12月号掲載)   大学受験に失敗した高校三年生の「タダオ」は、母親に命じられて、「徘徊を繰り返す認知症の祖父の尾行をする」 …

「アフリカ鯰」前田隆壱著(第117回文學界新人賞受賞作)読書感想

「アフリカ鯰」   /前田隆壱著 (第117回文學界新人賞受賞作) (『文學界』2013年12月号掲載)   大学時代に知り合った「岡」というちょっと変わった友人がいて、何でも大事なことはコインの裏表で決めてし …

「円卓」西加奈子著(文藝春秋)読書感想

「円卓」 /西加奈子著 (文藝春秋)   小学三年生の渦原琴子こと「こっこ」は、ひたすら「孤独」に憧れる一風変わった少女です。まだ思春期の訪れていないこっこの「子供の世界」が瑞々しく描かれていて、不思議なノスタ …

「架空列車」岡本 学 (著)(第55回群像新人文学賞受賞作)読書感想

「架空列車」  岡本 学( 著) (講談社) (第55回群像新人文学賞受賞作)   主人公は、コミュニケーション能力の欠落から、たった一度だけ就職した職場を止めることになり、その後一年ほど就職活動をしても職にあ …

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