芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想

読書感想

『阿修羅ガール』舞城王太郎(著)第16回三島由紀夫賞受賞作品 読書感想

第16回三島由紀夫賞受賞作品 『阿修羅ガール』 舞城王太郎(著) (新潮文庫)       女子高生のアイコは、「減るもんじゃねーだろ」と言われ、好きでもない佐野とセックスをして、結果、自尊 …

『ユリイカ』青山真治(著)第14回三島由紀夫賞受賞作品 読書感想

第14回三島由紀夫賞受賞作品 『ユリイカ』 青山真治(著) 角川書店     バスジャック事件で人質となり、生き残った被害者(運転手の沢井、乗客の兄妹直樹と梢)や、関わった刑事(松岡)らの、苦悩と再生 …

『ららら科學の子』矢作俊彦(著)第17回三島由紀夫賞受賞作品 読書感想(※ネタバレあり)

第17回三島由紀夫賞受賞作品 『ららら科學の子』 矢作俊彦(著) (文藝春秋)     全共闘世代である「彼」は、学生運動のどさくさで、公安警察への殺人未遂という罪を犯してしまい、指名手配され、196 …

『にぎやかな湾に背負われた船』小野正嗣(著)三島賞受賞作品 読書感想

第15回三島由紀夫賞受賞作品 『にぎやかな湾に背負われた船』  小野正嗣(著) (朝日新聞社)     主人公(「わたし」)の父親が、「浦」(海辺の集落)の駐在だった時の話。 警察官である父の元には、 …

『六〇〇〇度の愛』鹿島田真希(著)第十八回三島由紀夫賞受賞作品 読書感想

第十八回三島由紀夫賞受賞作品 『六〇〇〇度の愛』   鹿島田真希(著)     製本所の工場長である夫と息子、三人で団地に暮らす「女」。「女」は、何不自由のない専業主婦だったが、ある日、団地の火災報知 …

『魔法の猫』スティーヴン・キング他/ダン&ドゾワ編 読書感想

『魔法の猫』 スティーヴン・キングほか(著) /J・ダン&G・ドゾワ(編) /深町眞理子ほか(訳) (扶桑社)     ちょっと古い本ですが(日本での初版は1998年)、とても気に入っている一冊です。 …

『君の膵臓をたべたい』住野よる(著)双葉社 読書感想

(本屋大賞2016年第2位) 『君の膵臓をたべたい』  住野よる(著)  双葉社     主人公の「僕」は、盲腸の手術の抜糸で病院に寄った時、ロビーのソファーに置き忘れられていた一冊の本を見つける。 …

『異類婚姻譚』本谷有希子(著)第154回芥川賞受賞作品 読書感想

第154回芥川賞受賞作品 『異類婚姻譚』 本谷有希子(著) (講談社)     結婚して4年。専業主婦である「私」(サンちゃん)は、ある日、自分の顔が夫の顔とそっくりなことに気付く。 同じマンションの …

『死んでいない者』滝口悠生(著)第154回芥川賞受賞作品 読書感想

第154回芥川賞受賞作品 『死んでいない者』 滝口悠生(著)(文藝春秋)   一人の老いた男が死に、その子や孫や曾孫ら一族が集結した、葬儀の一夜の物語。 この作品は、三人称多元で書かれていますが、一般的に「神の …

『本を守ろうとする猫の話』夏川草介(著)/小学館 読書感想

『本を守ろうとする猫の話』 夏川草介(著) (小学館)       幼いころに両親が離婚し、さらに母親もなくした主人公(夏木林太郎)は、古書店を営む祖父に引き取られ、以降祖父と二人暮らしだっ …

『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香(著)/朝日新聞出版 読書感想(※ネタバレあり)

第26回三島由紀夫賞受賞作品 『しろいろの街の、その骨の体温の』  村田沙耶香(著) (朝日新聞出版)     (※以下、ネタバレがありますので、ご注意してお読みください) 小学4年生の少女(結佳)に …

『泣かない女はいない』長嶋有(著)/河出文庫 読書感想

『泣かない女はいない』  長嶋有(著)  河出文庫        大宮市郊外の「大下物流」に、9月から中途採用で勤めはじめた睦美。 K電機(電機メーカー)の下請けの物流会社である「大下物流」 …

『書店主フィクリーのものがたり』ガブリエル・ゼヴィン(著)読書感想

2016年本屋大賞・翻訳小説部門1位作品 『書店主フィクリーのものがたり』 ガブリエル・ゼヴィン(著) /小尾芙佐(訳) /早川書房    アリス島に唯一存在する本屋「アイランド・ブックス」の、店主A・J・フィ …

『ジャージの三人』長嶋有(著)読書感想

『ジャージの三人』  長嶋有(著) (『ジャージの二人』/集英社 に収録)       この作品は、2003年に雑誌「すばる」の11月号に掲載されたもので、同じく3月号に掲載された『ジャージ …

『ジャージの二人』長嶋有(著)/集英社 読書感想

『ジャージの二人』 長嶋有(著) (集英社)       2001年に『サイドカーに犬』で第92回文學界新人賞を受賞し、同年に『猛スピードで母は』で第126回芥川賞を受賞した長嶋有さんは、ブルボン小林 …

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