芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
読書感想

気になる作品、著名人

『犬も食わない』尾崎世界観(著)/千早茜 (著) 読書感想

  『犬も食わない』 尾崎世界観(著) 千早茜(著) (新潮社)   30歳を目前にした福とその恋人大輔の何気ない日常を通して描かれる恋愛物語。 20代後半の男女の置かれている現実が、そもそも苦くて痛 …

『夏物語』(前篇)川上未映子(著) 読書感想

  『夏物語』(前篇) 川上未映子(著) (『文學界』2019年3月号に掲載)   芥川賞受賞作である『乳と卵』。これを新たに加筆し、再構築したもの……と言ってよいのでしょう。 前篇は第一部と第二部か …

『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』J.D.サリンジャー(著)/金原瑞人(訳)読書感想

  『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ ハプワース16、1924年』 J.D.サリンジャー(著) 金原瑞人(訳) (新潮モダン・クラシックス)   『キャッチャー・イン・ザ・ライ』で知られるサリ …

『焰』星野智幸(著) 読書感想

  『焰』 星野智幸(著)  (新潮社)   本書は、9篇からなる短篇で主に形成されていますが、作品と作品を繋ぐように挟まれている文章があり、それが全体の大枠となって壮大な物語をなすという仕掛けになっ …

『献灯使』多和田葉子(著) 全米図書賞(翻訳文学部門)受賞作品 読書感想

  全米図書賞(翻訳文学部門)受賞作品 『献灯使』 多和田葉子(著) (講談社) 全米図書賞というのは、アメリカで最も権威のある文学賞の一つで、多和田葉子さんが受賞された翻訳文学部門は、2018年に新設されたよ …

『サイドカーに犬』長嶋有(著) 第92回文學界新人賞受賞作品 読書感想

第92回文學界新人賞受賞作品 『サイドカーに犬』 長嶋有(著) (『猛スピードで母は』文春文庫 に所収)     長嶋有さんのデビュー作で、芥川賞受賞作品である『猛スピードで母は』と併録されている作品 …

『誰でもない』ファン・ジョンウン(著)/斎藤真理子(訳)読書感想

『誰でもない』 ファン・ジョンウン(著) 斎藤真理子(訳) (晶文社)     韓国の作家ファン・ジョンウンさんの、全8篇からなる短篇集です。 著者自ら、そして訳者である斉藤真理子さんも触れられていま …

『マチネの終わりに』平野啓一郎(著)読書感想

『マチネの終わりに』 平野啓一郎(著) (毎日新聞出版)     38歳のクラシック・ギタリストの蒔野聡史と、フランスの通信社で記者として働く小峰洋子(40歳)の、すれ違いながらも強く惹かれう男女の姿 …

『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』鴻池留衣(著)読書感想

『ジャップ・ン・   ロール・ヒーロー』    鴻池留衣(著) (『新潮』2018年9月号に掲載)     デビュー作の『二人組み』から注目している鴻池留衣さんの作品とあって、かなり期待して読みはじめ …

『僕が殺した人と僕を殺した人』東山彰良(著)読書感想

『僕が殺した人と僕を殺した人』 東山彰良(著) (文藝春秋)       『流』で第153回直木賞を受賞した、東山彰良さんの長編小説。 題名はかなりショッキングなものですし、冒頭から猟奇的な …

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