芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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『泣きかたを忘れていた』落合恵子(著)読書感想

『泣きかたを忘れていた』 落合恵子(著) (『文藝』2018年春号に掲載)       パーキンソン病を患った母親の介護や、親しい人間、その家族といった人々の死、つまり「ごく身近な死」と、向 …

『真夜中の子供』辻仁成(著) 読書感想

『真夜中の子供』 辻仁成(著) (『文藝』2018年春号に掲載)     西日本最大の歓楽街である福岡の中洲。 そこに、”真夜中の子供”と呼ばれた少年がいた。 親の愛を知らず、無戸籍で育った少年は…… …

『ハレルヤ』保坂和志(著)読書感想

『ハレルヤ』 保坂和志(著) (『新潮』2018年4月号に掲載)     亡くなった飼い猫たちとの思い出をつづった、切なくて美しい短篇です。 単なる猫好きという領域を超えて、猫という生き物に深い愛情を …

『彼は本当は優しい』古市憲寿(著)読書感想

『彼は本当は優しい』 古市憲寿(著) (『文學界』2018年4月号に掲載)       情報番組などのコメンテーターとして有名な社会学者の古市憲寿さんが、小説デビューというので、ちょっと読ん …

『寝ても覚めても』柴崎友香(著)第32回野間文芸新人賞受賞作品 読書感想

第32回野間文芸新人賞受賞作品 『寝ても覚めても』 柴崎友香(著) (河出書房新社)     突然姿を消した恋人(麦)のことが忘れられない主人公の女性(朝子)の前に、麦とうりふたつの顔を持つ青年(亮平 …

『海を駆ける』深田晃司(著)読書感想

『海を駆ける』 深田晃司(著) (文藝春秋) (『文學界』2018年4月号に掲載)     カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門の審査委員賞を受賞した『淵に立つ』の監督、深田晃司さんが、ディーン・フジオ …

『尿道カテーテルをつけたまま詩が書けるか?』四元康祐(著)読書感想

『尿道カテーテルをつけたまま        詩が書けるか?』 四元康祐(著) (『群像』2018年4月号に掲載)     『群像』2018年2月号に掲載された、『奥の細道・前立腺』の続きみたいです。 …

『俺の部屋からは野球場が見える』岡本学(著)読書感想

『俺の部屋からは         野球場が見える』 岡本学(著) (『群像』2018年4月号に掲載)      同棲していた恋人の余命があまりないことを知った「私」は、その数週間後、大学時代の友人で長 …

『こことよそ』保坂和志(著)第44回川端康成文学賞受賞作品 読書感想

第44回川端康成文学賞受賞作品 『こことよそ』 保坂和志(著) (『新潮』2017年6月号に掲載)     作家である自分を語り手にした私小説、といっていいんだと思います。 出版社から、谷崎潤一郎全集 …

『1ミリの後悔もない、はずがない』一木けい(著)/新潮社/ 読書感想

『1ミリの後悔もない、はずがない』  一木けい(著) (新潮社)   【王様のブランチ】で紹介されていて、気になったので手に取りました。 短篇集なのかな、と思って読み進めてみると、一つ一つのお話は少しずつリンク …

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