芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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『無限の玄』古谷田奈月(著)第31回三島由紀夫賞受賞作品 読書感想

第31回三島由紀夫賞受賞作品 『無限の玄』 古谷田奈月(著) (筑摩書房)     『風下の朱(あか)』が第159回芥川賞候補作になっている、古谷田奈月さんの作品。 本作は、三島賞を受賞しています。 …

『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介(著)第153回芥川賞受賞作品 読書感想

第153回芥川賞受賞作品 『スクラップ・アンド・ビルド』 羽田圭介(著) (文藝春秋)     お笑い芸人の又吉直樹さんと、芥川賞の同時受賞で話題になった作品です。 又吉直樹さんの『火花』が注目された …

『転写か翻訳』春見朔子(著)読書感想

『転写か翻訳』 春見朔子(著) (『すばる』2018年6月号に掲載)       大学で教授秘書のアルバイトをはじめた「私」。勤めはじめた研究室には、高校時代の同級生だった関谷が所属していた …

『地球にちりばめられて』多和田葉子(著)/講談社/ 読書感想

『地球にちりばめられて』 多和田葉子(著) (講談社)       物語は、クヌートというデンマークに住む言語学を研究している青年が、ある日テレビ画面の中に登場した一人の女性と巡り会うところ …

『ある男』平野啓一郎(著)読書感想

『ある男』 平野啓一郎(著) (『文學界』2018年6月号に掲載)       謎に満ちた男の正体を追いかける、ミステリー仕掛けの長編。 弁護士の城戸は、以前に離婚調停で代理人を引き受けた女 …

『藁の王』谷崎由依(著)読書感想

『藁の王』 谷崎由依(著) (『新潮』2018年6月号に掲載)       大学で教鞭をとる小説家の「わたし」は、授業を通じて生徒たちと関わっていく中で、次第に深い森のような暗部へと追い詰め …

『異人たちの館』折原一(著)読書感想

『異人たちの館』 折原一(著) (文春文庫)     本作は1993年に新潮社から単行本として刊行されていて、その後1996年に新潮文庫から、2002年に講談社文庫から、と続き、さらに月日を経て201 …

『生き方の問題』乗代雄介(著)読書感想

『生き方の問題』 乗代雄介(著) (『群像』2018年6月号に掲載)                                                                             …

『美しい顔』北条裕子(著)第61回群像新人文学賞受賞作品 読書感想

第61回群像新人文学賞受賞作品 『美しい顔』 北条裕子(著) (『群像』2018年6月号に掲載)     群像新人文学賞にして、芥川賞候補作にも選ばれるという快挙を成し遂げた作品であります(二年前の崔 …

『友罪』薬丸岳(著) 集英社 読書感想

『友罪』 薬丸岳(著)  (集英社)       ジャーナリスト志望の益田は、生活のために埼玉の町工場の面接を受ける。 同じ日に面接を受けた鈴木と同時採用になり、社員寮で共に生活をはじめる。 …

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