芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
読書感想
  • HOME »
  • 読書感想 »
  • 読書感想

読書感想

「だだだな町、ぐぐぐなおれ」広小路尚祈著(第50回群像新人文学賞 小説優秀作)読書感想

「だだだな町、ぐぐぐなおれ」  広小路尚祈著 (第50回群像新人文学賞 小説優秀作) (『群像』2007年6月号掲載)   退屈な田舎町(『だだだ』な感じ)に生まれ育ち、そのあまりにも平和で豊かで中途半端に恵ま …

「アサッテの人」諏訪哲史(著)(第50回群像新人文学賞・第137回芥川賞 受賞作)読書感想

「アサッテの人」 諏訪哲史(著) (第50回群像新人文学賞/  第137回芥川賞 受賞作)     群像新人文学賞と芥川賞という大きな賞をデビュー作で同時受賞するというのは、村上龍以来の快挙で、普通の …

「リップヴァンウィンクルの花嫁」岩井俊二著(文藝春秋)読書感想

「リップヴァンウィンクルの花嫁」 岩井俊二著 (文藝春秋)   これまで、純文学系の作家による作品や文学新人賞の受賞作品を主に読んできましたが、少し気分転換も込めて、映画監督の書かれた作品である本作品に、注目し …

「苦役列車」西村賢太著(第144回芥川賞受賞作)読書感想

「苦役列車」 西村賢太著 (第144回芥川賞受賞作)     芥川賞受賞の挨拶で、「そろそろ風俗に行こうと思っていた」などと言ってその個性を披露してみせた西村賢太ですが、その様子が本作品の主人公にも重 …

「猿の手」W・W・ジェイコムズ著 読書感想

「猿の手」W・W・ジェイコブズ著 (原題「The Monkey’s Paw」) この作品は、古いおとぎ話をモチーフにした非常に短い短編で、1902年に発表されました。1000年以上も時が経っていますが、ホラー …

「つぎの著者につづく」円城塔著(文藝春秋)読書感想

「つぎの著者につづく」  円城塔著 (「オブ・ザ・ベースボール」  〔文藝春秋〕に収録)     2007年。「オブ・ザ・ベースボール」(→読書感想はこちら)で文學界新人賞をとった年の11月に、『文學 …

「道化師の蝶」円城塔著(第146回芥川賞受賞作)読書感想

「道化師の蝶」円城塔著 (第146回芥川賞受賞作) ”旅の間にしか読めない本があるとよい”。そんな「わたし」の着想を、たまたま飛行機の中で出会ったA・A・エイブラムス氏が本にして『飛行機の中で読むに限る』をヒットさせ、そ …

「オブ・ザ・ベースボール」円城塔(著)(第104回文學界新人賞受賞作)読書感想

  「オブ・ザ・ベースボール」   円城塔(著)  (文藝春秋)   (第104回文學界新人賞受賞作)     現在は自らが選考委員もしている文學界新人賞を受賞したこの作品が、円城塔さんのデ …

「蹴りたい背中」綿矢りさ著(第130回芥川賞受賞作)読書感想

「蹴りたい背中」 綿矢りさ著 (第130回芥川賞受賞作)     当時19歳。史上最年少で芥川賞を受賞(金原ひとみ「蛇にピアス」と共にダブル受賞)して、かなり話題になりました。「インストール」( →読 …

「後悔さきにたたず」野水陽介著(第53回群像新人文学賞受賞作)読書感想

「後悔さきにたたず」野水陽介著 (第53回群像新人文学賞受賞作)     一浪して大学に入り、三年時に留年したために25歳で大学を卒業しようとしている主人公のサクライは、大学生活のほとんどをコンビニの …

« 1 55 56 57 62 »
PAGETOP
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.