芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』スコット・フィッツジェラルド(著)読書感想

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 フィッツジェラルド(著)/永山篤一(訳) (角川文庫)    1860年の夏、ロジャー・バトン夫妻に第一子が生まれた。 赤ん坊に会いに病院へ駆けつけたロジャー・バトンが見た …

『流跡』朝吹真理子(著)第20回ドゥマゴ文学賞受賞作品 読書感想

第20回ドゥマゴ文学賞受賞作品 『流跡』 朝吹真理子(著) (新潮社)       ドゥマゴ文学賞というのは、パリのドゥ・マゴ賞の持つ、先進性と独創性を受け継ぎ、既成の概念にとらわれることな …

『自動起床装置』辺見庸(著)第105回芥川賞受賞作品 読書感想

『自動起床装置』 辺見庸(著) (文藝春秋)       ぼくは、通信社の「宿直センター」で仮眠をとっている人たちを起こす「起こし屋」のアルバイトをしている。 バイト仲間の小野寺聡は、法学部 …

『13の理由』ジェイ・アッシャー(著)/武富博子(訳) 読書感想

『13の理由』 ジェイ・アッシャー(著) /武富博子(訳) (講談社)     高校生のクレイ・ジェンセンは、ある日、自分宛ての小包を受け取る。 中には、番号のふられたカセットテープが7本。 再生して …

『マウス』村田沙耶香(著)講談社 読書感想

『マウス』 村田沙耶香(著) (講談社)       真面目で大人しく、目立たない性格の少女(小学5年生)、田中律。 律は、クラスの女子の中でも、自分のランクが低く、商品価値がないと思ってい …

『未熟な同感者』乗代雄介(著)読書感想

『未熟な同感者』 乗代雄介(著) (『本物の読書家』(講談社)に収録)       二葉亭四迷、宮沢賢治、フローベール、カフカ、サリンジャー……など複数の作家の作品などから、多くの文が引用さ …

『毛婚』栗田有起(著)読書感想

『毛婚』 栗田有起(著) (『群像』2017年7月号に掲載)        つわりが重く、会社を休んでいた「私」は、つわりから解放された朝、禿げているはずの夫の髪が、ふさふさになっていること …

『バベルの褒賞』砂川文次(著)読書感想

『バベルの褒賞』 砂川文次(著) (『文學界』2017年11月号に掲載)        区役所の行政文書課で働くKは、いつも利用している駅の名前が「乙駅」から「甲駅」に変わっていることに気が …

『流光』李琴峰(著)読書感想

『流光』 李琴峰(著) (『群像』2017年11月号に掲載)        台湾の大学で日本語を専攻し、日本系大手携帯キャリアに就職して日本にやってきた「私」は、歌舞伎町のSMバー「リヴァイ …

『母とユニクロ』石田千(著)読書感想

『母とユニクロ』 石田千(著) (『群像』2017年11月号に掲載)       84歳の父親と77歳の母親の住む東北の実家に帰省した、50代で独身の娘。 母親と娘は、父親を家に残して、地元 …

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