(『文藝』2018年春号に掲載)
詩人で小説家の日和聡子さんが、『文藝』(2018年春号)に発表した、掌篇(10作品)小説です。
リアルなのに、謎に満ちた幻想感が漂い、小説であると同時に詩でもあったと思います。
幻想は説明もなくいつのまにか現実の中にあり、それも含めての現実であるような感覚。
10作品の中で、特に「ムラタナス」という話が、印象深かったです。