本屋大賞の仕組みが、いまいちわからない……。

毎年、なんとなく、気になったのを手にする程度……。

常日ごろ、疑問に思っていました。

  • 店員が「売りたい本、薦めたい本」を投票するのに、なぜすでに10冊が選ばれているのか?
  • 書店員は、ほんとうに10冊ぜんぶ読んでいるのか?

その疑問点を、今年はついに調べました(2016年度)。

本屋大賞は、一次投票と、二次投票があるらしいです。

  • 一次投票で一人3作品を選んで投票 → 上位10作品がノミネート
  • 二次投票ではノミネート10作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票。

ちなみに2015年で一次投票に参加できる書店員の条件は、10作品を読み、そのすべてに感想コメントを書く、でした。得票数の多い作品から集計してベスト10が決定され、二次投票の締め切りまでの1ヵ月間でまた10作品を読んで大賞を決めるそうです……。だいたい週2冊くらい読むペースでしょうか。

これはきつい。働きながらではきつい。他に読みたい本もあるでしょうし。感想コメントを読むほうの側も、きっときついはずです。それが今年は一次投票で3冊に推薦理由を書く、に条件が緩和されています。一次投票と二次投票をあわせて合計13冊。なんとなく緩和の理由がわかります……。

結論:忙しくてぜんぶ読めていない人もなかにはいるかもしれませんが、書店員さんは本好きなので、

たぶんぜんぶ読んでいるじゃないかな、と思います。