芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
読書感想

文學界新人賞

「隙間」守山忍著(第115回文學界新人賞受賞作)読書感想

「隙間」 /守山忍著(第115回文學界新人賞受賞作)  『文學界』2012年12月号掲載 休暇をとった夫が、妊娠中の妻と共に、妻の実家に帰省する。実家には妻の両親と姉がいる。妻とは障子を隔てた別々の部屋で寝起きすることに …

「トレイス」板垣真任著(第119回文學界新人賞受賞作)読書感想

「トレイス」  /板垣真任著 (第119回文學界新人賞受賞作) 『文學界』(2014年12月号掲載)   大学受験に失敗した高校三年生の「タダオ」は、母親に命じられて、「徘徊を繰り返す認知症の祖父の尾行をする」 …

「アフリカ鯰」前田隆壱著(第117回文學界新人賞受賞作)読書感想

「アフリカ鯰」   /前田隆壱著 (第117回文學界新人賞受賞作) (『文學界』2013年12月号掲載)   大学時代に知り合った「岡」というちょっと変わった友人がいて、何でも大事なことはコインの裏表で決めてし …

「サバイブ」加藤秀行著(第120回文學界新人賞受賞作)読書感想

「サバイブ」加藤秀行著 (『シェア』(文藝春秋)に収録)     外資系エリートの友人二人(亮介とケーヤ)と同居する主人公「俺」。高級マンションに激安の家賃で住まわせてくれている亮介とケーヤを「旦那」 …

「ヴェジトピア」杉本裕孝著(第120回文學界新人賞受賞作)読書感想

「ヴェジトピア」杉本 裕孝 著 (第120回文學界新人賞受賞作) (『文學界』2016年6月号掲載)   自分を植物だと信じ込んでいる女が、花屋を営む男と結婚し、子を身籠る、という話。 劣等感の表れなのか、夫は …

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