芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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芥川賞

『きことわ』朝吹真理子(著)第144回芥川賞受賞作品 読書感想

第144回芥川賞受賞作品 『きことわ』 朝吹真理子(著) (新潮社)   幼いころ、葉山の高台にある別荘で過ごした貴子と永遠子。 別荘は貴子の母親(春子)と叔父の和雄(春子の弟)のもので、永遠子の母親(淑子)が …

『グランド・フィナーレ』阿部和重(著)第132回芥川賞受賞作品 読書感想

第132回芥川賞受賞作品 『グランド・フィナーレ』 阿部和重(著) (講談社)     主人公の男(「わたし」)は、東京で教育映画を作成する仕事に就いていたが、娘の裸の写真を撮ったことが原因で妻と口論 …

『異類婚姻譚』本谷有希子(著)第154回芥川賞受賞作品 読書感想

第154回芥川賞受賞作品 『異類婚姻譚』 本谷有希子(著) (講談社)     結婚して4年。専業主婦である「私」(サンちゃん)は、ある日、自分の顔が夫の顔とそっくりなことに気付く。 同じマンションの …

『死んでいない者』滝口悠生(著)第154回芥川賞受賞作品 読書感想

第154回芥川賞受賞作品 『死んでいない者』  滝口悠生(著) (文藝春秋)     一人の老いた男が死に、その子や孫や曾孫ら一族が集結した、葬儀の一夜の物語。 この作品は、三人称多元で書かれています …

『春の庭』柴崎友香著(第151回芥川賞受賞作)読書感想

『春の庭』 柴崎友香著 (第151回芥川賞受賞作)    築31年で、近々取り壊しが決まったアパート(「ビューパレス サエキⅢ」)に、太郎が引っ越してきたのは、三年前だった。 住人たちの多くが既に出て行ってしま …

「穴」小山田浩子著(第150回芥川賞受賞作)読書感想

「穴」(新潮文庫) 小山田浩子著 (第150回芥川賞受賞作)   夫の転勤で、夫の実家の隣の借家に引っ越すことになった主人公(「私」)は、非正規で働いていた仕事を辞めることになった。 引っ越し先で新たに職探しを …

「アサッテの人」諏訪哲史著(第50回群像新人文学賞・第137回芥川賞 受賞作)読書感想

「アサッテの人」諏訪哲史著 (第50回群像新人文学賞/  第137回芥川賞 受賞作)     群像新人文学賞と芥川賞という大きな賞をデビュー作で同時受賞するというのは、村上龍以来の快挙で、普通の新人で …

「苦役列車」西村賢太著(第144回芥川賞受賞作)読書感想

「苦役列車」 西村賢太著 (第144回芥川賞受賞作)     芥川賞受賞の挨拶で、「そろそろ風俗に行こうと思っていた」などと言ってその個性を披露してみせた西村賢太ですが、その様子が本作品の主人公にも重 …

「蹴りたい背中」綿矢りさ著(第130回芥川賞受賞作)読書感想

「蹴りたい背中」 綿矢りさ著 (第130回芥川賞受賞作)     当時19歳。史上最年少で芥川賞を受賞(金原ひとみ「蛇にピアス」と共にダブル受賞)して、かなり話題になりました。「インストール」( →読 …

2016年夏、芥川賞・直木賞候補の作品出揃う。

今週の20日、2016年夏の芥川賞・直木賞の候補作品の発表がありましたね。 ちなみに半年に一回、選考会があります。 よく両賞の違いがわからない人がいますが、私は芥川賞は「新人作家に送られる奨励賞」、直木賞は「がんばってコ …

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