読書感想
「きみは赤ちゃん」川上未映子著(文藝春秋)読書感想
2016年10月25日 有名作家気になる作品、著名人読書感想
「きみは赤ちゃん」 川上未映子著(文藝春秋) 文學界新人賞及び新潮新人賞の選考委員である川上未映子さんが、自身の出産におよんでの出来事を記した体験記です。 「出産編 できたら、 …
「昨夜のカレー、明日のパン」木皿泉著(河出文庫)読書感想
2016年10月24日 気になる作品、著名人読書感想
「昨夜のカレー、明日のパン」 木皿泉著(河出文庫) 木皿泉というのは、和泉努さんと妻鹿年季子さんという夫婦作家(脚本家)です。 二人で一つのペンネームを持つ作家と言えば、『犬はい …
「嫌われ松子の一生」山田宗樹著(幻冬舎)読書感想
2016年10月20日 気になる作品、著名人読書感想
「嫌われ松子の一生」 山田宗樹著 (幻冬舎) 他殺死体で発見された伯母(川尻松子)の遺品整理を父親に頼まれた甥(川尻笙)は、松子が最後に過ごしたアパートに、恋人の明日香を連れて出向く。 松子のことは、これ …
文学新人賞をぜひとってみたい!!純文学系新人賞を過去受賞作から研究してみました その6
こんにちは『tori研』です。 今回は第6回目となります。前回から引き続き、群像新人文学賞の研究(後半)にまいります。 (→前半はこちら) 後半は、第54回~第59回(2011年~2016年)の、群像新人文学賞をまとめて …
文学新人賞をぜひとってみたい!!純文学系新人賞を過去受賞作から研究してみました その5
こんにちは久々の『tori研』です。 今回は第5回目となりますが、そろそろ時期的にも差し迫ってきましたので、群像新人文学賞(締め切りは10月31日です!!)を研究してみたいと思います。 これまでの経緯と同じように、過去の …
「カメレオン狂のための戦争学習帳」丸岡大介著(第52回群像新人文学賞受賞作)読書感想
「カメレオン狂のための戦争学習帳」 丸岡大介著 (第52回群像新人文学賞受賞作) (講談社) 未成年者に対するわいせつ行為など、近年、教員による不祥事が目立つようになった。 教育を現場から改 …
「子守唄しか聞こえない」松尾依子著(第51回群像新人文学賞受賞作)読書感想
「子守唄しか聞こえない」 松尾依子著 (第51回群像新人文学賞受賞作) (講談社) 三方を山に囲まれ、残りの一方は海に面しているという田舎町で、閉塞感と退屈さの中で暮らす女子高校生(「私」=「 …
「憂鬱なハスビーン」朝比奈 あすか 著(第49回群像新人文学賞受賞作)読書感想
「憂鬱なハスビーン」 朝比奈 あすか 著 (第49回群像新人文学賞受賞作) (講談社文庫) 東大卒で有名企業に就職、というエリートコースの道を歩いていたはずの主人公「私」。 今は結婚 …
「無限のしもべ」木下古栗(著)(第49回群像新人文学賞受賞作)読書感想
「無限のしもべ」 木下古栗(著) (第49回群像新人文学賞受賞作) (群像2006年6月号掲載) 主人公「稔」は、脳裏に強烈な紫の光を感じて目覚める。 早く目覚めすぎ、せっかくの休日なのに、と思いながらも …
「犬身」松浦理英子(著)(朝日新聞社)読書感想
「犬身」 松浦理英子(著) (朝日新聞社) 犬が好き、というより、犬そのものになりたい。という願望を持ちながら生きてきた主人公「房恵」。 彼女は「犬の眼」というローカル雑誌を大学時代からの友 …