芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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『騙し絵の牙』塩田武士(著)(KADOKAWA)読書感想

2018年本屋大賞ノミネート作品 『騙し絵の牙』 塩田武士(著) (KADOKAWA)     2017年の本屋大賞で三位となった『罪の声』の作者、塩田武士さんの作品です。 これは、映画やドラマではな …

『憤死』綿矢りさ(著)読書感想

『憤死』 綿矢りさ(著) (『文藝』2011年秋(8月)号に掲載)       2011年に綿矢りささんが、『文藝』で発表した短篇小説です。 だいぶ前の作品にはなりますが、このとき綿矢さんは …

『野ブタ。をプロデュース』白岩玄(著)第41回文藝賞受賞作品 読書感想

第41回文藝賞受賞作品 『野ブタ。をプロデュース』 白岩玄(著) (河出書房新社)     2004年に文藝賞を受賞した作品です。 当時は、テレビドラマにもなって、話題を集めていた、という印象ですが、 …

『なにもしてない』笙野頼子(著)第13回野間文芸新人賞受賞作品 読書感想

第13回野間文芸新人賞受賞作品 『なにもしてない』 笙野頼子(著) (『笙野頼子三冠小説集』河出文庫に収録)       接触性湿疹、と診断された手の病気(手首から先がゾンビのようになってし …

『二百回忌』笙野頼子(著)第7回三島由紀夫賞受賞作品 読書感想

第7回三島由紀夫賞受賞作品 『二百回忌』 笙野頼子(著) (『笙野頼子三冠小説集』河出文庫 に収録)     「私」の父方の本家で行われる二百回忌では、死者が生者に混じって法事に参加する。 百年に一度 …

『すぐに港へ』滝口悠生(著)読書感想

《短篇》 『すぐに港へ』 滝口悠生(著) (『文學界』2018年1月号に掲載)     友人の結婚式のために妻と共にロンドンを訪れていた「私」は、そのついでにイタリアに住む妻の友人を訪ねていく。 その …

『積石』水原涼(著)読書感想

《短篇》 『積石』 水原涼(著) (『文學界』2018年1月号に掲載)     恋人を連れてキャンプ場を訪れた主人公(「彼」)が、自らの意志で人の行かない道へ分け入り、やがて獣道を彷徨いながら、過去に …

『家グモ』小山田浩子(著)読書感想

《短篇》 『家グモ』 小山田浩子(著) (『文學界』2018年1月号に掲載)       家グモというのは、住み着いた家の害虫を食べてくれるので、絶対に殺してはいけないという話を、うちの母親 …

『わたしのおばあちゃん』青山七恵(著)読書感想

《短篇》 『わたしのおばあちゃん』 青山七恵(著) (『文學界』2018年1月号に掲載)     おばあちゃんと孫の、心温まる、そして少しだけ恐い、奇妙な思い出物語。 幻想と現実の繋ぎ目が分からないの …

『黄ばんだ手蹟』西村賢太(著)読書感想

《短篇》 『黄ばんだ手蹟』 西村賢太(著) (『文學界』2018年1月号に掲載)       作者の分身ともいえる主人公(貫多)が師と敬う、藤澤清造の残した書簡に纏わる短篇。 かれこれ18年 …

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