芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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読書感想

第123回文學界新人賞発表―”受賞作なし”という結果に

第123回文學界新人賞選評 (『文學界』2018年5月号に掲載)       今回は非常に残念なことに、第123回文學界新人賞発は”受賞作なし”という結果でした。 当然ながら、掲載されること …

『地球星人』村田沙耶香(著)読書感想

『地球星人』 村田沙耶香(著) (『新潮』2018年5月号に掲載)     小学5年生の奈月(「私」)は、同い年のいとこの由宇と、毎年祖父母の家で、お盆にだけ会えることを心待ちにしていた。 二人は恋人 …

『水先人のない舟』(掌篇10作)日和聡子(著)読書感想

『水先人のない舟』 (掌篇10作) 日和聡子(著) (『文藝』2018年春号に掲載)     詩人で小説家の日和聡子さんが、『文藝』(2018年春号)に発表した、掌篇(10作品)小説です。 リアルなの …

『TARO POWER MILO!!』松波太郎(著)読書感想

『TARO POWER MILO!!』 松波太郎(著) (『文藝』2018年春号に掲載)     身体が小さくていじめられっ子だった主人公が、あるきっかけからミロを飲みはじめ、どんどん逞しくなっていく …

『あなたの声わたしの声』小山内恵美子(著)読書感想

『あなたの声わたしの声』 小山内恵美子(著) (『すばる』2018年4月号に掲載)     自分史専門の自費出版部で働く「わたし」は、初音さんという八十歳の女性から依頼を受ける。 ところが、自分史作成 …

『泣きかたを忘れていた』落合恵子(著)読書感想

『泣きかたを忘れていた』 落合恵子(著) (『文藝』2018年春号に掲載)       パーキンソン病を患った母親の介護や、親しい人間、その家族といった人々の死、つまり「ごく身近な死」と、向 …

『真夜中の子供』辻仁成(著) 読書感想

『真夜中の子供』 辻仁成(著) (『文藝』2018年春号に掲載)     西日本最大の歓楽街である福岡の中洲。 そこに、”真夜中の子供”と呼ばれた少年がいた。 親の愛を知らず、無戸籍で育った少年は…… …

『ハレルヤ』保坂和志(著)読書感想

『ハレルヤ』 保坂和志(著) (『新潮』2018年4月号に掲載)     亡くなった飼い猫たちとの思い出をつづった、切なくて美しい短篇です。 単なる猫好きという領域を超えて、猫という生き物に深い愛情を …

『彼は本当は優しい』古市憲寿(著)読書感想

『彼は本当は優しい』 古市憲寿(著) (『文學界』2018年4月号に掲載)       情報番組などのコメンテーターとして有名な社会学者の古市憲寿さんが、小説デビューというので、ちょっと読ん …

『寝ても覚めても』柴崎友香(著)第32回野間文芸新人賞受賞作品 読書感想

第32回野間文芸新人賞受賞作品 『寝ても覚めても』 柴崎友香(著) (河出書房新社)     突然姿を消した恋人(麦)のことが忘れられない主人公の女性(朝子)の前に、麦とうりふたつの顔を持つ青年(亮平 …

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