芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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『私はすでに死んでいる――ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳』アニル・アナンサスワーミー(著)/藤井留美(訳)読書感想

『私はすでに死んでいる     ――ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳』 アニル・アナンサスワーミー(著) 藤井留美(訳) 春日武彦(解説) (紀伊国屋書店)   「私」とはいったい何だろう? という問いかけからはじ …

『送り火』高橋弘希(著)読書感想

   『送り火』       高橋弘希(著)     (『文學界』2018年5月号に掲載)     父親の転勤に伴い、東北地方の中学校に転校することになった歩。 転校先の市立第三中学校は生徒 …

『サーラレーオ』新庄耕(著)読書感想

『サーラレーオ』 新庄耕(著) (『群像』2018年5月号に掲載)      日本を追われるようにバンコクに流れ着いてきたおれは、売人をしながら現地で知り合った恋人アナンヤと暮らしていた。そこへ、十代 …

『さくれぶる』沼田真佑(著)読書感想

『さくれぶる』 沼田真佑(著) (『すばる』2018年5月号に掲載)     オフ会で知り合って一時期交際していた女性(静香)から、八年ぶりに届いたメールには、これからネット心中をするという内容だった …

『干潮』水原涼(著)読書感想

『干潮』 水原涼(著) (『すばる』2018年5月号に掲載)      祖母が亡くなり、その葬儀に立ち会うことになる「私」。 幼いころに亡くなった祖父のことを思い出す。 それは自分の記憶と、誰かから聞 …

第123回文學界新人賞発表―”受賞作なし”という結果に

第123回文學界新人賞選評 (『文學界』2018年5月号に掲載)       今回は非常に残念なことに、第123回文學界新人賞発は”受賞作なし”という結果でした。 当然ながら、掲載されること …

『地球星人』村田沙耶香(著)読書感想

『地球星人』 村田沙耶香(著) (『新潮』2018年5月号に掲載)     小学5年生の奈月(「私」)は、同い年のいとこの由宇と、毎年祖父母の家で、お盆にだけ会えることを心待ちにしていた。 二人は恋人 …

『水先人のない舟』(掌篇10作)日和聡子(著)読書感想

『水先人のない舟』 (掌篇10作) 日和聡子(著) (『文藝』2018年春号に掲載)     詩人で小説家の日和聡子さんが、『文藝』(2018年春号)に発表した、掌篇(10作品)小説です。 リアルなの …

『TARO POWER MILO!!』松波太郎(著)読書感想

『TARO POWER MILO!!』 松波太郎(著) (『文藝』2018年春号に掲載)     身体が小さくていじめられっ子だった主人公が、あるきっかけからミロを飲みはじめ、どんどん逞しくなっていく …

『あなたの声わたしの声』小山内恵美子(著)読書感想

『あなたの声わたしの声』 小山内恵美子(著) (『すばる』2018年4月号に掲載)     自分史専門の自費出版部で働く「わたし」は、初音さんという八十歳の女性から依頼を受ける。 ところが、自分史作成 …

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