読書感想
『この人の閾』保坂和志(著)第113回芥川賞受賞作品 読書感想
第113回芥川賞受賞作品 『この人の閾』 保坂和志(著) (新潮文庫) 37歳で会社員であるらしい語り手の「ぼく」(三沢)が、仕事で打ち合わせをする約束だった相手にすっぽかされて …
『聖水』青来有一(著)第124回芥川賞受賞作品 読書感想
第124回芥川賞受賞作品 『聖水』 青来有一(著) (文藝春秋) 『ジェロニモの十字架』で文學界新人賞を受賞してデビューした青来有一さんの、芥川賞を受賞した作品。 末期癌を患った …
『泥海の兄弟』青来有一(著)読書感想
『泥海の兄弟』 青来有一(著) (文藝春秋刊行の『聖水』に所収) この作品は、第116回の芥川賞候補になった作品です。 青来有一さんは、『ジェロニモの十字架』で文學界新人賞を受賞 …
『ジェロニモの十字架』青来有一(著)第80回文學界新人賞受賞作品 読書感想
第80回文學界新人賞受賞作品 『ジェロニモの十字架』 青来有一(著) (文藝春秋刊行の『聖水』に所収) 『聖水』で芥川賞を受賞した長崎出身の作家、青来有一さんのデビュー作品です。 …
『僕が殺した人と僕を殺した人』東山彰良(著)読書感想
2018年8月8日 気になる作品、著名人読書感想
『僕が殺した人と僕を殺した人』 東山彰良(著) (文藝春秋) 『流』で第153回直木賞を受賞した、東山彰良さんの長編小説。 題名はかなりショッキングなものですし、冒頭から猟奇的な …
『カラヴァル 深紅色の少女』ステファニー・ガーバー(著)/西本かおる(訳) 読書感想
2018年本屋大賞翻訳小説部門1位 『カラヴァル 深紅色の少女』 ステファニー・ガーバー(著) 西本かおる(訳) (キノブックス) 2018年の本屋大賞翻訳小説部門で第一位に選ば …
『リーダー』松井周(著)読書感想
2018年8月2日 読書感想
『リーダー』 松井周(著) (『文藝』2018年夏号に掲載) 劇作家であり俳優でもある松井周さんの中篇小説。 ゲームの脚本づくりをする作家チームのリーダーである主人公の男が、職場 …
『少年たち』水原涼(著)読書感想
2018年8月2日 読書感想
『少年たち』 水原涼(著) (『文藝』2018年夏号に掲載) 水原涼さんの出身地でもある鳥取県の田舎を舞台にした中篇小説。 閉鎖的な社会の中で、暴力への憧れと恐れを抱きながら生き …
『ボクたちはみんな大人になれなかった』燃え殻(著)読書感想
2018年7月30日 読書感想
『ボクたちはみんな 大人になれなかった』 燃え殻(著) (新潮社) 燃え殻さんというのは、Twitterの世界で以前から有名で、本作はその彼が初めて書いた小説ということで話題になり、発売 …
『シェーデル日記』四元康祐(著)読書感想
2018年7月27日 読書感想
『ジェーデル日記』 四元康祐(著) (『群像』2018年7月号に掲載) 前立腺癌の手術を受けた語り手(「僕」)が、術後療養とリハビリのためにシェーデルというクリニックに入院した時 …