芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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読書感想

『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ(著)/土屋政雄(訳) 読書感想(※ネタバレあり)

『わたしを離さないで』 カズオ・イシグロ(著) /土屋政雄(訳) (ハヤカワepi文庫)     1990年代末のイギリス。 31才のキャシー・Hは、介護人をはじめて、11年以上が経つ。 多くの「提供 …

『砂の惑星』星野智幸(著)/集英社 読書感想

『砂の惑星』 星野智幸(著) (『ファンタジスタ』(集英社)に収録)       喜延(よしのぶ)は17歳の時、末期癌で亡くなった当時48歳の父親の遺体を、母や妹と共に、自宅の庭に火葬せずに …

『岩塩の女王』諏訪哲史(著)/新潮社 読書感想

『岩塩の女王』 諏訪哲史(著) (新潮社)       ”伝説の山の麗人、岩塩の女王”に逢うため、 青年ハインリッヒは山に登る。 これは、宇宙でもっとも硬い鉱物であるとされる伝説の小石(「オ …

『今日の記念』滝口悠生(著)読書感想

『今日の記念』 滝口悠生(著) (『新潮』2017年3月号掲載)       妻(伊知子)と別れて8年。一人暮らしを続ける「私」は、誕生日の一月後、免許証の更新手続きを忘れていたために、免許 …

『ニャンニャンにゃんそろじー』(講談社) 読書感想

『ニャンニャンにゃんそろじー』 有川浩/ねこまき(ミューズワーク)/蛭田亜紗子/北道正幸/小松エメル/益田ミリ/真梨幸子/ちっぴ/町田康 (講談社)       9人の猫好き作家たちによる、 …

『塔と重力』上田岳弘(著)/新潮社/ 読書感想

『塔と重力』 上田岳弘(著) (新潮社)       「僕」(田辺)は、17歳のとき、予備校の仲良しグループで出かけた旅行先のホテルで、阪神・淡路大震災に遭遇する。生き埋めになるが、救助され …

『背中の月』岸政彦(著)読書感想

『背中の月』 岸政彦(著) (『ビニール傘』(新潮社)に所収)       第156回芥川賞候補作『ビニール傘』の著者で、社会学者の岸政彦さんの、二作目の短編小説です。 妻を亡くした喪失感を …

『秘密は花になる。』舞城王太郎(著)読書感想

『秘密は花になる。』 舞城王太郎(著) (『新潮』2017年2月号掲載)        11歳(小5)の娘を持つ主人公のえり子(「私」)は、ある日娘にかかってきたイタズラ電話(「大人のパンツ …

『プロ野Qさつじん事件』青木淳悟(著)読書感想

『プロ野Qさつじん事件』 青木淳悟(著) (『すばる』2017年9月号掲載)       1988年9月―― 前年に「電撃引退」をして、世間を騒がせた元球界のスターにして、現在はタレントであ …

『父の手紙』温又柔(著)読書感想

『父の手紙』 温又柔(著) (『すばる』2017年9月号掲載)       雑誌『すばる』に掲載された、温又柔さんの掌編小説です。 台湾人の父親と日本人の母親の間に生まれた嘉玲(第157回芥 …

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