読書感想
『サイドカーに犬』長嶋有(著) 第92回文學界新人賞受賞作品 読書感想
2018年12月5日 文學界新人賞気になる作品、著名人読書感想
第92回文學界新人賞受賞作品 『サイドカーに犬』 長嶋有(著) (『猛スピードで母は』文春文庫 に所収) 長嶋有さんのデビュー作で、芥川賞受賞作品である『猛スピードで母は』と併録されている作品 …
『誰でもない』ファン・ジョンウン(著)/斎藤真理子(訳)読書感想
2018年11月27日 気になる作品、著名人海外文学読書感想
『誰でもない』 ファン・ジョンウン(著) 斎藤真理子(訳) (晶文社) 韓国の作家ファン・ジョンウンさんの、全8篇からなる短篇集です。 著者自ら、そして訳者である斉藤真理子さんも触れられていま …
『わたしの拾った男』木村紅美(著)読書感想
2018年11月22日 読書感想
『わたしの拾った男』 木村紅美(著) (『文學界』2018年11月号に掲載) 48歳の独身女性の暮らす部屋に、記憶喪失だという不審な男が迷い込み、不思議な共同生活がはじまる、というお話。 職場 …
『わるもん』須賀ケイ(著)第42回すばる文学賞受賞作品 読書感想
第42回すばる文学賞受賞作品 『わるもん』 須賀ケイ(著) (『すばる』2018年11月号に掲載) ユーモラスなのにどこか寂しくて不穏、というのが、この作品を読んだ印象でした。 時代背景も場所 …
『壺中に天あり獣あり』金子薫(著) 読書感想
2018年11月19日 読書感想
『壺中に天あり獣あり』 金子薫(著) (『群像』2018年11月号に掲載) 2014年に『アルタッドに捧ぐ』で第51回文藝賞を受賞しデビューした、金子薫さんの作品。 本作の舞台と …
『1R1分34秒』町屋良平(著)読書感想
2018年11月16日 読書感想
『1R1分34秒』 町屋良平(著) (『新潮』2018年11月号に掲載) 『青が破れる』で第53回文藝賞を受賞してデビューした、町屋良平さんの中篇小説。 ボクサーとして生きながら …
『いかれころ』三国美千子(著)第50回新潮新人賞受賞作品 読書感想
第50回新潮新人賞受賞作品 『いかれころ』 三国美千子(著) (『新潮』2018年11月号に掲載) 「いかれころ」というのは、「踏んだり蹴ったり」だとか「頭が上がらない」という意味を持つ河内弁 …
『海辺のカフカ』(上・下)村上春樹(著)読書感想
『海辺のカフカ』(上・下) 村上春樹(著) (新潮社) 日本人でノーベル文学賞が期待されている作家、村上春樹さんのかなり有名な作品ではありますが、今ごろになって拝読 …
『象牛』石井遊佳(著)読書感想
2018年11月2日 読書感想
『象牛』 石井遊佳(著) (『新潮』2018年10月号に掲載) 『百年泥』で第158回芥川賞を受賞された石井遊佳さんの、受賞後第一作目の小説です。 ある人物への想いを胸に、インドを旅する女(「 …
『野蛮なアリスさん』ファン・ジョンウン(著)/斎藤真理子(訳) 読書感想
『野蛮なアリスさん』 ファン・ジョンウン(著) 斎藤真理子(訳) (河出書房新社) 今回は、韓国の作家、ファン・ジョンウンさんの作品を取り上げてみます。 ネットや文芸誌などで見たことがあり、ど …