芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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読書感想

「十七八より」乗代雄介著(第58回群像新人文学賞受賞作品)

「十七八より」 /乗代雄介著(講談社) (第58回群像新人文学賞受賞作品)   かつて十七、八歳だった自分を「あの少女」と呼び、あたかも他人事のようにして語り手が物語を紡ぐという小説です。選考委員の辻原登さんが …

「朝が止まる」淺川継太著(第53回群像新人文学賞受賞作)読書感想

「朝が止まる」淺川継太著 (『ある日の結婚』(講談社)に収録)     とても現代的で、センスのいい作品だと感じました。選評会では、安部公房や村上春樹の名前も飛び出したようです。所々に、微妙な形容詞が …

西加奈子著「サラバ!」上・下 (小学館) 読書感想

        「サラバ!」上・下 (小学館) /西加奈子著 この作品は第152回直木三十五賞を受賞しました(2015年度の本屋大賞では2位でした)。 主人公の「僕」こと「あくつあ …

西加奈子著「舞台」(講談社) 読書感想

「舞台」(講談社) /西加奈子著     自意識過剰な青年「葉太」が、ひとりニューヨークに旅行で訪れ、セントラル・パークでパスポート等貴重品の入ったバッグを盗まれる、というお話です。 葉太の自意識の過 …

「サバイブ」加藤秀行著(第120回文學界新人賞受賞作)読書感想

「サバイブ」加藤秀行著 (『シェア』(文藝春秋)に収録)     外資系エリートの友人二人(亮介とケーヤ)と同居する主人公「俺」。高級マンションに激安の家賃で住まわせてくれている亮介とケーヤを「旦那」 …

「ヴェジトピア」杉本裕孝著(第120回文學界新人賞受賞作)読書感想

「ヴェジトピア」杉本 裕孝 著 (第120回文學界新人賞受賞作) (『文學界』2016年6月号掲載)   自分を植物だと信じ込んでいる女が、花屋を営む男と結婚し、子を身籠る、という話。 劣等感の表れなのか、夫は …

「吾輩ハ猫ニナル」横山悠太著(第57回群像新人文学賞受賞作)読書感想

吾輩ハ猫ニナル 横山 悠太 著 /講談社出版     題名からして察せられるように、これは夏目漱石の有名な小説のパロディーであり、オマージュの込められた作品です。 『日本語を勉強する中国人の為の小説』という設定 …

「美しい私の顔」中納直子著(第54回群像新人文学賞受賞作)読書感想

「美しい私の顔」   中納直子著 (『群像』2011年6月号掲載)     家具屋で働いている、ごく普通の若くて(おそらく可愛らしい外見の)女性が、仕事や職場の人間関係などの疲れから顔面神経麻痺に罹っ …

「肉骨茶」高尾長良著(第44回新潮新人賞受賞作)読書感想

肉骨茶 高尾長良著(第44回新潮新人賞受賞作) 新潮社     物語りは、食べることへの強迫観念を抱えた女子高校生の赤猪子が、母親とのマレーシア旅行中に、友人ゾーイ―の手助けを得て逃亡を図るところから …

「鶏が鳴く」波多野 陸 著(第56回群像新人文学賞受賞)読書感想

鶏が鳴く 波多野 陸 著 (第56回群像新人文学賞受賞作)     好き嫌いがはっきり分かれてしまう作品ではないでしょうか。ここでは好き嫌いは書くつもりはありません。ただ、感情移入は難しかった、とだけ …

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