芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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群像新人文学賞

「だだだな町、ぐぐぐなおれ」広小路尚祈著(第50回群像新人文学賞 小説優秀作)読書感想

「だだだな町、ぐぐぐなおれ」  広小路尚祈著 (第50回群像新人文学賞 小説優秀作) (『群像』2007年6月号掲載)   退屈な田舎町(『だだだ』な感じ)に生まれ育ち、そのあまりにも平和で豊かで中途半端に恵ま …

「アサッテの人」諏訪哲史(著)(第50回群像新人文学賞・第137回芥川賞 受賞作)読書感想

「アサッテの人」 諏訪哲史(著) (第50回群像新人文学賞/  第137回芥川賞 受賞作)     群像新人文学賞と芥川賞という大きな賞をデビュー作で同時受賞するというのは、村上龍以来の快挙で、普通の …

「後悔さきにたたず」野水陽介著(第53回群像新人文学賞受賞作)読書感想

「後悔さきにたたず」野水陽介著 (第53回群像新人文学賞受賞作)     一浪して大学に入り、三年時に留年したために25歳で大学を卒業しようとしている主人公のサクライは、大学生活のほとんどをコンビニの …

「架空列車」岡本 学 (著)(第55回群像新人文学賞受賞作)読書感想

「架空列車」  岡本 学( 著) (講談社) (第55回群像新人文学賞受賞作)   主人公は、コミュニケーション能力の欠落から、たった一度だけ就職した職場を止めることになり、その後一年ほど就職活動をしても職にあ …

「十七八より」乗代雄介(著)((第58回群像新人文学賞受賞作品)

「十七八より」 乗代雄介(著) (講談社) (第58回群像新人文学賞受賞作品)     かつて十七、八歳だった自分を「あの少女」と呼び、あたかも他人事のようにして語り手が物語を紡ぐという小説です。選考 …

「吾輩ハ猫ニナル」横山悠太(著)(第57回群像新人文学賞受賞作)読書感想

吾輩ハ猫ニナル 横山 悠太 (著) /講談社出版     題名からして察せられるように、これは夏目漱石の有名な小説のパロディーであり、オマージュの込められた作品です。 『日本語を勉強する中国人の為の小説』という …

「美しい私の顔」中納直子著(第54回群像新人文学賞受賞作)読書感想

「美しい私の顔」   中納直子著 (『群像』2011年6月号掲載)     家具屋で働いている、ごく普通の若くて(おそらく可愛らしい外見の)女性が、仕事や職場の人間関係などの疲れから顔面神経麻痺に罹っ …

「鶏が鳴く」波多野 陸 (著)(第56回群像新人文学賞受賞)読書感想

『鶏が鳴く』 波多野 陸 (著) (第56回群像新人文学賞受賞作)       好き嫌いがはっきり分かれてしまう作品ではないでしょうか。ここでは好き嫌いは書くつもりはありません。ただ、感情移 …

「ジニのパズル」崔美(著)(第59回群像新人文学賞)読書感想

「ジニのパズル」  崔 美(著) 最初に一読した印象と、また選考委員の方々の(特に辻原登さんの)書評を呼んだ感想として、この作品が芥川賞候補作に躍り出ても違和感はないな、と思っていたら、本当に候補になって、「ああ、やっぱ …

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