芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
Blog

気になる作品、著名人

「わたしの小春日和」滝口悠生著 読書感想

「わたしの小春日和」  滝口悠生著  (『寝相』新潮社 に収録 )    現在無職の「私」(行夫)は、仕事を見つけるどころか、その探し方すらよく分からなくなった。 思いついたのは、知っている番号ならどこでも電話 …

「工場」小山田浩子著(第42回新潮新人賞受賞作)読書感想

「工場」(新潮社) 小山田浩子著 (第42回新潮新人賞受賞作)   牛山佳子は、何度も転職を繰り返した後、巨大な工場に就職が決まった。 工場は昔から土地にあって、子供の頃からよく知っているし、そこの製品も使った …

「あひる」今村夏子著(書肆侃侃房)読書感想

「あひる」 今村夏子著(書肆侃侃房) (第155回芥川賞候補作)   主人公の「わたし」が両親と暮らす実家で、「のりたま」という名前のあひるを飼うようになった。のりたまは、父親の元同僚が飼っていたあひるで、事情 …

「東京宝石箱」中山咲著(『文藝』2014年冬号 掲載)読書感想

「東京宝石箱」   中山咲著 (『文藝』2014年冬号 掲載)   短大を卒業した主人公「私」は地元で就職していたが、友達に東京の仕事(貿易事務)を紹介され、母親の反対を押し切って、上京。 東京と言っても、不動 …

「穴」三並夏著 読書感想

「穴」  三並夏 著 (『文藝』2010年冬号掲載)   高校を卒業すると同時に就職した主人公の「わたし」は、高校時代の親友(すみれ)と久々に会う。 高校時代は、双子みたいに似ていた二人だったが、女子大生になっ …

「死の花嫁」佐藤亜有子著 読書感想

「死の花嫁」  佐藤亜有子著  (『文藝』2010年冬号に掲載)   『ボディ・レンタル』で、第33回文藝賞優秀作を受賞し、2013年に薬物による中毒で急逝された、佐藤亜有子さんの作品です。 第117回芥川賞候 …

「穴」小山田浩子著(第150回芥川賞受賞作)読書感想

「穴」(新潮文庫) 小山田浩子著 (第150回芥川賞受賞作)   夫の転勤で、夫の実家の隣の借家に引っ越すことになった主人公(「私」)は、非正規で働いていた仕事を辞めることになった。 引っ越し先で新たに職探しを …

「わたしは妊婦」大森兄弟著(河出書房新社)読書感想

「わたしは妊婦」 大森兄弟著 (河出書房新社)   主人公の「私」は、妊婦である。 同じく妊婦である大学時代の友人(さほど親しくはない)から届く手紙は、いかにも理想的な妊婦然とした幸福感に満ちているが、私自身は …

「まことの人々」大森兄弟著(河出書房新社)読書感想

「まことの人々」 大森兄弟著(河出書房新社) 文藝賞受賞第一作   大学生の主人公(僕)の彼女は、女子大で演劇サークルに入っている。彼女は、芝居で悪役のエドモン軍曹なる人物を演じることになった。 劇の題名は「ま …

「永い言い訳」西川美和著(文藝春秋)読書感想

「永い言い訳」    西川美和著 (文藝春秋)   衣笠幸夫こと作家の津村啓は、ある日突然妻を亡くす。妻(夏子)は友人(大宮ゆき)と出かけていたバスツアーで事故に遭う。バスが転落したのだ。 妻が死んだとき、幸夫 …

« 1 2 3 4 »
PAGETOP
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.