芥川賞、群像、新潮、すばる、文藝、文學界等の新人賞受賞作の読書感想
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『幼な子の聖戦』木村友祐(著) 読書感想

『幼な子の聖戦』 木村友祐(著) (『すばる』2019年11月号に掲載)   地元の村長選をめぐり、不本意な理由から友人である候補者の妨害に関わらることになっていく男の物語。 閉塞感の中に閉じ込められ、ひたすら …

『異星の客』ロバート・A・ハインライン(著)/井上一夫(訳) 読書感想

『異星の客』 ロバート・A・ハインライン(著) 井上一夫(訳) (創元SF文庫)   言わずと知れたSFの大家ハインラインの、ヒューゴー賞を受賞した長篇。 地球人の両親の間に生まれて火星人に育てられた青年が、全 …

『某』川上弘美(著) 読書感想

『某』 川上弘美(著)  (幻冬者)   名前も年齢も性別すら分からなくて、突然意識を持ちはじめた「誰でもない者」が語りだす、奇妙な物語。 人間の(いや命の)自我とは何か、生きているとは、死ぬとは、自分が自分で …

『クネレルのサマーキャンプ』エトガル・ケレット(著)/母袋夏生(訳) 読書感想

『クネレルのサマーキャンプ』 エトガル・ケレット(著) 母袋夏生(訳) (河出書房新社)   表題作『クネレルのサマーキャンプ』他、全31編からなる作品集です。 中編である表題作以外は、かなり短い作品ばかりです …

『楓橋夜泊』藤代泉(著) 読書感想

『楓橋夜泊』 藤代泉(著) (『群像』2019年11月号に掲載)   棚卸しの作業中に骨折して入院することになった女性(「私」)が、病室の中で二十年前に旅した中国の記憶を呼び覚ましていくというもの。細部が素晴ら …

『きらきらひかる』江國香織(著) 読書感想

『きらきらひかる』 江國香織(著)  (新潮文庫) 同性愛者の夫(睦月)と、アルコール依存症の妻(笑子)、そして睦月の恋人である紺(男)という三角な関係。 シンプルな恋愛小説を書いたと言い切る作者ですが、かなり複雑な関係 …

『犬のかたちをしているもの』高瀬隼子(著)第43回すばる文学賞受賞作品 読書感想

第43回すばる文学賞受賞作品 『犬のかたちをしているもの』 高瀬隼子(著) (『すばる』2019年11月号に掲載)   主人公は子宮に病気を抱えている女性(「わたし」)で、交際相手とは一年前からセックスレスの関 …

『尾を喰う蛇』中西智佐乃(著)第51回新潮新人賞受賞作品 読書感想

第51回新潮新人賞受賞作品 『尾を喰う蛇』 中西智佐乃(著)   大阪の病院に勤める、35歳の介護福祉士の男が主人公の物語。 男は恋人と別れて一年以上も独り身で、職場では老人の介護に追われる日々です。 医療現場 …

『流卵』吉村萬壱(著) 読書感想

『流卵』 吉村萬壱(著) (『文藝』2019年秋号に掲載)   病室で死にかけている父親の「貧相な脹ら脛」に触れるところからはじまる、少年時代の回想。 中学二年生の少年の中にある変身願望や黒魔術への憧れ、同性の …

『リボンの男』山崎ナオコーラ(著)読書感想

『リボンの男』 山崎ナオコーラ(著) (『文藝』2019年秋号に掲載)   育児のために仕事を辞めて主夫になった男と、その家族の物語。 視点が優しいのは、子供を見守る親の立場から、自身の体験を元に書かれているか …

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